家相風水と建築の現状について

風水吉方位はどっち?へようこそ。このサイトは在来工法住宅の大工棟梁である管理人が風水の吉となる方位や色についてなどご紹介しております。昔より日本の伝統建築工法である「在来工法」による建築技術。現在の日本ではハウスメーカーなどの誕生により、またプレカットと呼ばれるものも加わったことなどによって”匠”と呼ばれる本来の大工職人というものが減ってきております。現在では、墨付けや刻みなどを出来る若い大工も減っております。日本伝統技術を受け継がせるための仕事場が失われてきているのが現状です。住宅を建てる場合、本来大工は親方より教わった「家相風水」というものを用いて住宅の部屋の間取りなどを考えるものでした。しかし現在の住宅というものは「見た目」ばかりを重要視しすぎており、この肝心な家相風水という言葉すら知らない大工職人もいるほどです。ハウスメーカーの現場監督などでも実際のところこの家相風水についてよく知っている人は実に少ないですね。

家相風水とは?

家相風水についてここではご紹介したいと思います。家相風水とは、簡単に申し上げれば家を建てる際に使う部屋の間取りや玄関の向き、水回りの位置などを考慮するときに使われる「ものさし」のようなものです。今まで色々な家を職業上建てて参りましたが、大工として家を建てていても家相風水を基準に考えられた家というものは、実に造り易く作業が捗ります。今の日本の住宅のほとんどは、見た目やクローゼット(物置)などを重視している傾向が非常に目に付きますが、家を造っていて口には出しませんが「住みにくい家だなぁ。。」と内心は思っています。まず、使い勝手が良い家というのは家相風水の基本が実に上手く取り入れられています。家に対する日当たりや風の通りなどが実に上手く考慮されていて木にも住む人にも優しい家となっています。現在では100年持ちそうな家などあまり見かけなくなりましたが、大工職人は口が裂けても当然そんなことはお客さんには言えません。

家相風水吉方位はどっち?

家相風水の吉方位について最後にご紹介したいと思います。ここでは台所キッチンの家相風水上の吉方位についてお話します。現在の多くの住宅は、ほとんどこれを無視している家が実に多いです。水回りと呼ばれるキッチンやトイレなどはこれを無視すると劣化のスピードが実に早い。水回りは家族が一番使う所ですし行き来するところです。また水を使う場所のため湿気がひどく溜まりやすいときています。このような条件で家相風水を無視して作ってしまうと床下などが湿気によってすぐに腐ってしまったりなどの症状がでて来てしまいます。キッチン・トイレ・玄関というものは家を建てるときに家相風水を用いて一番気を付けなければならないポイントであります。では台所キッチンの吉となる理想的な方位はどれか?と言いますと答えは「東」及び「東南」の方角がベストでしょう。この家相方位は朝日のエネルギーが一番得られる方位であり、一日のスタートをきる台所には持って来いの家相方位であります。ただ注意が一つあるのですが、水道やガスコンロなどの場所の配置は正中線上には置かないことが基本です。

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